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2013年

3月

30日

ヨルハドレクライクライ?

こんにちは。

つつじ荘スタッフのイブです。

 

 

これは、何でしょう。

 

夜の直島の風景を撮った一枚です。

 

もちろん、肉眼では木とかもっと見えますよ。

私の携帯のカメラの性能が悪いからです。

 

だけど夜に山側の、街灯もない道をジョギングしていると、新月の夜には足元も見えないくらい暗いことがあります。

 

だけど視覚に頼れないと、ほかの器官が敏感になるのです。

あたたかくなってくる池の水の匂い、

木の呼吸する気配、

耳たぶに触れる、潮風と山の空気がまじった風。

暗いけど、何も怖くない。

 

ルドンの版画展を見に行った時、黒というのは優しい色なのだと思いました。

どんな色も包容してくれる、ふところの深い色なのだと。

遠ざければ闇は敵になるのかもしれないけど、身を任せればとても優しいのです。

 

もうひとつ。

イタリアのウフィッツィ美術館で、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」を見たとき、その美のオーラに圧倒されました。

もし目が見えなかったとしても、きっとこの美のオーラを全身で感じ取ることができるだろう、と思いました。

アートは視覚的なだけのものではないのです。

 

人は見た目が九割。

そんな本のタイトルが記憶に新しいほど、現代は視覚が肥大化した時代。

こうしたネット上のツールでも、いかにビジュアル的に訴えかけるかが重視されます。

たまには、そんなふうに酷使された視覚を休めて、暗闇に身を預けてみませんか。

直島にはまだ、ネオンに汚されない美しい闇がところどころに残っています。

 

ちなみに私が体験した一番暗い夜は、沖縄のやんばるの山の中。

暗すぎて、本当に何一つ見えなくて、自分が存在しているのかすら分からない、

リアル南寺。

懐中電灯なしで歩けるか、自分の五感を試してみようとしたら、速効で溝に落ちました。