こんにちは!
今日も元気、マエヒデミです。
暑い日が続きますね。ビールがめっぽうおいしい季節です。
さてさて、お待ちかね!
瀬戸内国際芸術祭 夏会期の開催はいよいよです。
7月20日(土)~9月1日(日)
一足お先に、いくつか島を廻って参りました~!
豊島・大島・小豆島!
新しくできた作品を中心に
レポートをちょっとずつ書きます
少しでも島・作品のの空気感が伝わればうれしいです。
まずは、豊島(てしま)から!


豊島・甲生(こう)地区で迎えてくれるのは、
流木でできた大きな作品です。
なんと、アーティスト「リン・シュンロン」ご本人に会うことができました!
構想段階では、90cmだったところ
作ってみると9mになっちゃった!と。
大らかで豪快な雰囲気が印象的です。
島の方がよく声をかけてくださったり、新鮮な野菜を持ってきてくれたり、そういった制作中の交流が楽しかったそうです。
そこから棚田を眺めつつ歩き
塩田千春さんの作品を横目に
歩くこと10分ほど、、、、


なんじゃこれは!
まだ制作中でございます。
マイク+ダグスターン氏の作品。今回は、作品の内側に入らさせていただきました。
数千本に及ぶ15m程のインスタレーション。
竹で大きな波を作り、その上にまた船を竹で船を作るそうです。
そこから豊島からの瀬戸内海を眺めることができるとか!
甲生地区を回るときの注意点:
自動販売機など、水分を補給できる場所が限られています。
甲生地区に入る前に、ペットボトルなどの水分を確保しておくことを
お勧めします。
つづきまして、注目の家浦地区!
港から歩くこと 15分ほど、、、、


???
えっっとですね、、、まだ制作中でございまして。
ここでは、石上純也氏の「mountain project」オリーブ農園がある御殿山エリアで公開されるプロジェクトの構想展示が行われます。
まっしろな部屋で、部屋の中でも自然の光を十分感じられる空間になっています。
この建物の隣には、
かわいいお弁当屋さんがありました。

今年からオープンのテイクアウト中心のお店「スペシャルメイキング コートヤード」です。
豊富な湧水に恵まれる豊島は、なんといっても
「食」がお勧めです。
いちご農家の「いちご屋」さんのクレープ・いちご氷!
豊島の食材を使った丸の内ホテルシェフ協力の「島キッチン」!
ドビアス・レーベルガーの空間にかこまれながらの「イル ヴェント」
豊島の米粉&果物ジャムを使った豊島美術館カフェ&ショップ。
「食」で豊島のゆたかさを体感してみてくださいませ。

そして、今年の注目したい作品です。
「豊島横尾館」
この作品のわたしのメモ:
「死」から見た「生」を考えさせ、日常と非日常のループを感じさせる。また、庭の川は女性原理を表現しているそうで、生が始まることの不埒さ・不思議さを思わせた。館内は、赤いガラス越しに庭と絵を観賞できるようになっており、モノクロ調に感じるが実際の絵や庭を見てみると いかにも違和感を覚える印象であった。庭の川は、家プロの角屋と同様 島の中学生を対象に行われたワークショップで参加型の作品となっている。」
「生きる」ってなんだろう。「生まれる」ってなんだろう。「死ぬ」ってどういうことだろう。
もともと 豊島(てしま)は、
豊島には豊富な湧き水があり
農業・漁業がさかんな豊かな島として
知られておりました。
しかし、1980年代にはじまる
日本の歴史上でも最大級の不法投棄事件が長期にわたって起こりました。
世界中からゴミ、大量の産業廃棄物がこの美しい島、豊島へ運ばれました。。。
当たり前のように、有毒な化学物質を含んだ廃棄物も運ばれてきます。
毎日、廃棄物を燃やし有毒な煙を出し続けていました。
豊島の生態系も変わり、農業も漁業も低迷。
こんなひどい状態なので「豊島の野菜は買うな」と風評被害も広がっていました。
島の人の努力、当時の中坊弁護士の絶え間ない 努力の末
現在、豊島にも潮風が吹き、生物も戻ってきました。
廃棄物の処理、それによって汚染された豊島の土の浄化は
現在も行われています。
便利な大量消費社会に生きてきた現代の私たちに
豊島の産廃問題は、問いかけてきます。
芸術祭。
アートだけでなくて
それを通して現代に問いかけるメッセージを受け取っていただければと思います。
レポートまだまだ続きます
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